映画

創造性の解放としての「脱出」――映画『インサイド』について

しばらく前に、『インサイド』(2023)という映画を見た。 映画を見終わってから、僕は、自分が以前に書いた文章のことを思い出していた。2022年に書いた「ニヒリズムの微光の下で」という論考である(『セカンドアフター vol.4』所収)。 secondafter.haten…

他人の夢に取り込まれて自分の人生を歩めなくなること――映画『サンセット大通り』について

先日、「週末批評」というサイトに、高畑勲監督のアニメ映画『火垂るの墓』(1988)についての論考を寄稿した。 worldend-critic.com 論考を書いたもともとの経緯については、サイトに詳細があるので省くが、10年くらい前に書いたものを大幅に改稿したのがこ…

『もののけ姫』論の自己解説――映画『ジョーカー』とも関連させて

僕は『ビンダー』第8号に『もののけ姫』論を寄稿した。2023年11月11日の文学フリマ東京37で頒布された同人誌だ。タイトルは「われらが同時代人アシタカ」。この論考の自己解説をこれからしてみたい。 『ビンダー』にはこれまで何度も寄稿しているが、第8号の…

現実社会からの脱獄――映画『ショーシャンクの空に』について

先日、映画の『ショーシャンクの空に』(1994)を見た。前に見たことがあるかどうか、あやふやだったが、途中で見たことがあると気がついた。 特によく覚えていたのは、主人公のアンディが掘った穴を中から映し出すショットだ。実際のところ、昔はちゃんと見…

第二の人生

先日、『バタフライ・エフェクト』という映画を見に行ったので、その感想を少し書いてみたい。 このところ、僕は、アニメばかり見ていて、映画をほとんど見ていないが、少なくとも、2000年以降に作られたアメリカの映画を(以前に)いくつか見たその記憶から…