2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
前回は、未来や過去といった個人史の時間軸に沿う形で、節目の時を問題にした。過去が現在に介入してくる仕方は、非常にたくさんある。ノスタルジーという形で、過去が現在に介入してくる仕方は、主体のポジションの変化をもたらす。これは、パースペクティ…
手塚治虫のマンガ『ボンバ!』を読み返してみて、いろいろと思うところがあったので、そのことについて少し書いてみたい。 この作品は、おそらく、手塚治虫の作品の中でも、失敗作として数え上げられている作品ではないかと思われる。しかしながら、僕は、個…
前回は、『まなびストレート』を中心にして、日常と非日常との分節の問題を取り扱った。『まなびストレート』は、一見したところ、非日常を取り扱った作品だと言える(非日常的な経験としての「わくわく」や「きらきら」をもたらすものとしての文化祭)。し…