このブログの一年間を振り返る(2009)

 先日、ゼロ年代と2009年のアニメを振り返る記事を書いたので、それとは別に、2009年のこのブログを振り返る記事をちょっと書いてみたい。


 というよりも、そもそも、このブログは5年近く続けているわけだが、もうそろそろ、ある種の限界に近づいているという実感が僕の中にはある。このブログでは、主として、アニメ作品を取り上げて、それについての考察や感想をいろいろと書いてきたわけだが、こうしたブログの方向性それ自体をちょっと考え直してみるべきなのかも知れないということをちょっと考えているわけだ。


 今年からtwitterを始めたわけだが、今後はtwitterを主な活動の拠点に据えようかとも考えている。しかし、僕の文章はどうしても長くなってしまうので、今後もブログには何か文章を書いていくことになると思うのだが、何というか、今後はtwitter上の文体というか、140字という短い字数の上でどのようなことを書いていくかということの重要性が問われそうな気もするので、そうした意味での文章修行をちょっと行なってみたいという思いもある。


 さて、今年僕がこのブログにどんなことを書いてきたのかということを振り返ってみようかとも思っていたのだが、それは面倒なので、主に問題したアニメ作品名だけを列挙してみることにしたい。


鉄のラインバレル
CLANNAD
とらドラ!
キャシャーン Sins
夏目友人帳
天体戦士サンレッド
機動戦士ガンダム00
WHITE ALBUM
ルパン三世VS名探偵コナン
涼宮ハルヒちゃんの憂鬱
けいおん!
戦国BASARA
交響詩篇エウレカセブン
涼宮ハルヒの憂鬱
宇宙をかける少女
バトルスピリッツ 少年突破バシン
エンドレスエイト
テイルズ オブ ジ アビス
黒神
にゃんこい
亡念のザムド
マクロスF
乃木坂春香の秘密
生徒会の一存


 他にもいろいろとアニメは見たが、このブログ的には上記したあたりが2009年のアニメだったと言える。


 僕は、やはり、アニメというものを大きな物語という文脈、ひとつの大きな流れの中で見るというところがあるので、そういう意味では、『ラインバレル』とか『ガンダム00』とか、そういう規模の大きな作品は語りやすいところがある。セカイ系という、ある種、大きな規模を捏造している作品群も同様である。そうではない無数の作品はやはり語りにくいので抜け落ちてしまっているところがあるが、巨大ロボットアニメというジャンルがほとんど死滅している現在にあっては、いかにしてそのような小さな規模の作品について語るかということが課題になってくるのかも知れない(そういう意味では、今年は『真マジンガー』がいろいろなことを象徴していて興味深い作品だったと言える。『真マジンガー』は『キャシャーン Sins』と一緒にしていろいろと考えてもいいかも知れない)。


 ざっとブログを見返した個人的な印象を言えば、僕はもっとマイナーな作品、あまり人が見ていないようなアニメについて積極的に語るべきだったのかも知れない。メジャーな作品、話題作についてもっと積極的に語ると同時に、マイナーな作品についてもいろいろと語るべきだったのかも知れない。そういう二方面作戦で今後は行くことを目標にしよう。


 しかし、最初に書いたように、ブログとtwitterとのバランスについてもいろいろと考えなければならない。まあ、結局のところは、書きたいことを書きたいときに書くというだけの話なのだが、来年もまた、いろいろと試行錯誤を繰り返してみたい。


 そういうわけで、みなさん、来年もまたよろしくお願いします。