来月の頭に知り合いのIさんと、「電撃文庫で振り返るゼロ年代」と題して、ゼロ年代のサブカルチャーについて話し合う機会を設けたので、現在その準備をしているところ。
「電撃文庫で振り返る」と言っても、僕はラノベそれ自体はほとんど読んでいないので、電撃文庫でアニメ化された作品を中心に何かを語りたいと思っている。
これまでに見ていなかった電撃作品のアニメを消化しようと思っているのだが、今のところ、『乃木坂春香の秘密』を少し見たぐらいである。次は『ブギーポップ』でも見てみるか。
新作アニメはやはりほとんど見ていない。ちゃんと見ているのは『サンレッド』ぐらいだろうか。
個人的には、今期は、『DARKER THAN BLACK』と『White Album』、それぞれの二期があるのが気になっているのだが、まだ見ていない。いずれまとめて見る予定。
これら二つは、僕の中では、(ゼロ年代の重要な心性だと言える)諦念の問題を描いている作品だと思っている。ちなみに、僕が思う、諦念アニメの最高傑作は『GUNSLINGER GIRL』である。
『White Album』は分割二クールだから、二期があるのは当然として、『DARKER THAN BLACK』に二期があったことは単純な驚きだった。一期目が完成度の高い完結した作品だったので、いったいどんなふうに続編を作っているのかが非常に気になる。「気になるなら、さっさと見ればいいじゃないか」という話なのだが、アニメに対する情熱がまだまだ回復していないので、それなりに回復したら、まとめて見てみたいと思っている。
そもそも前期のアニメを消化しているところ。今見ているのは『東京マグニチュード8.0』。これはなかなかキツイ感じのアニメなので面白く見ている。
そう言えば、今期のノイタミナ枠の『空中ブランコ』は、第1話だけ見た。監督の中村健治については、『モノノ怪』が非常に良かったので次回作に期待していたけど、より変な方向に展開していったなという感じで、僕は単純に面白いと思っている。『空中ブランコ』は、何というか、非常にアクの強いアニメだけど、こういう実験的な作品は当然あってしかるべきだろう。これも、いずれ、まとめて見てみたい。
しかし、個人的には、新作のアニメを見るのをやめて、昔のアニメをいろいろと見てみたいという思いも強くある。僕にとって、80年代後期から90年代の初期は、純粋に楽しんでアニメを見ていた時期にあたるので、このあたりの時期の作品をじっくりと見返してみたいという思いが強くある。まあ、単なるノスタルジーなわけだけど、一度こんなふうに後退しないと、何かが前進することはないかも知れない。