もう秋か…

 またいつものように、前クールのアニメを十分に消化し切れないまま、新しいクールを迎えることになった。
 前クールで最終回を迎えたアニメで見終わったのは、『シャングリ・ラ』、『化物語』、『真マジンガー』の三作品くらい。
 『シャングリ・ラ』は、『咲』や『アラド戦記』と比べると、一番GONZOらしい作品という気もしたが、面白さや現代性というところで言うと、やはり『咲』のほうに軍配が上がるかなあ、と。
 『真マジンガー』は、切らずに最後まで見て良かったと思えたアニメ。流石今川泰宏だと思った。
 『化物語』は今後のネットの配信に期待。どうでもいいけど、エンディングの曲を聞いて、supercellはかなりいいと思った。シャフトのアニメにはメタなところがあるけれども、supercellはベタだなあ、と。この組み合わせが非常に良かった。


 この夏は、『ヱヴァ破』、『サマーウォーズ』、『センコロール』と劇場アニメを見てきたけど、どうにも強く心惹かれる作品がなかった。別に、『ヱヴァ』や『サマーウォーズ』が悪い作品だとは思わなかったけど、旧『エヴァ』や『時をかける少女』のほうが自分にフィットするなあ、と。やはり自分はセカイ系脳の持ち主なので。しかし、『ヱヴァ破』前半の日常パートのところはかなり良かった。綾波も良かった。
 それにしても、『サマーウォーズ』を見ていて思ったのは、今後の劇場アニメというのは、「アニメ」ということを視聴者に意識させなければさせないほど成功するんじゃないか、と。『サマーウォーズ』はアニメというよりも邦画だなあ、と個人的に思ったというだけのことだが、アニメという言葉にどのようなイメージを抱くかということはひとつの問題ではないかと。
 『センコロール』は、単純に、制作者の欲望がどこにあるのかよく分からなかった。僕のセンスが古くなっただけかも知れないけど、制作者はアニメというものに何を求めているのかなあ、というところがよく分からなかった。アニメのクオリティ面は悪くないのだけれども。


 新作アニメは、今のところ、気楽に見られる『サンレッド』二期の第一話を見ただけ。前にも書いたけれども、武蔵溝ノ口は何度も行ったことがある街なので、丸井とかノクティとか出てくるだけで、「おおっ!」となる。