2006-02-26から1日間の記事一覧

『耳をすませば』について(3)

前回は、物語という観点から、『耳をすませば』という作品を問題にした。『耳をすませば』という作品は、物語というものが三つのレベルで問題になっている作品である。ひとつ目は、物語を書いたり読んだりする対象のレベル。二つ目は、物語を生きる実存のレ…